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【モチベーションマネジメント「やらねばならない」を「やりたい」へ】 ~岡 亜希菜~

2020年12月01日

皆さんは、モチベーションマネジメントをどのように行っていますでしょうか?

 

 

何かに取り組む際、「やらねばならない」という気持ちで取り組んでいますでしょうか?

 

 

「やらねばならない」という気持ちで始まるものは、本当の向上心ではありません。

 

 

「本当はやりたくないけれど・・・仕方がないからやる」、というものです。

 

 

本当の向上心から発生したものでは無い場合、“やらされ感”が出てしまいます。

 

 

 

私自身、水泳競技を14年間続けて来ましたが、心の底から「やりたい!」と思えたのは最後の1年間だけでした。

 

 

それまでは、自ら選んで始めたにも関わらず、どこか“やらされ感”があり前向きに取り組めていなかったように思います。

 

 

しかし、ある時環境が少し変わったことによって「やりたい!」という気持ちが芽生えてきたのです。

 

何があったかというと、指導者から「あなたは短距離が得意なのだから、この強みを伸ばしていこう!」と言われたことです。

 

それまでの私は、できていないところを改善しなければと思い、練習を重ねてきました。

 

今の自分でも強みはあったのかと初めて気が付きました。

 

その後、その言葉通り、練習内容も強みに特化したものへと変わっていきました。

 

 

そこから私のモチベーションは変わりました。

 

「速く泳ぎたい!もっと練習したい!」と練習嫌いであった自分からは想像もできない程、積極的に取り組んでいました。

 

苦手であった長距離の練習などにも励むようになりました。

 

 

結果としても人生最高のタイムを出すことができ、無事引退できました。

 

 

 

 

組織人としてすべてが「やりたい」ことではありません。

 

 

しかし、「やらねばならない」「やりたい」へ変えることが可能なのです。

 

 

「自己肯定感」が満たされ今の自分でも大丈夫、自分でもできるかも!と思えるようになると、そこで初めて「チャレンジしたい!」という

 

「自己効力感」が出てくるのです。

 

 

その自己効力感こそが、「やらねばならない」を「やりたい」へ変えるきっかけになるのです。

 

自分にとって困難な課題であったとしても、これをクリアすれば成長できる!と思うと、自然と前向きに取り組めるのです。

 

 

 

今、皆さんがやっていることは「やりたい!」になっていますか?

 

 

なっていないな、という方は、自己肯定感を高め、そして自己効力感を上げるよう心掛けることをお勧めします。

 

部下が前向きに取り組んでいないと悩む上司の皆様、部下の自己肯定感を高めるような働きかけをしてみることをお勧めします。

 

まずは、今の部下をそのまま認めてあげてください。

 

その後、自己効力感が高まった際に、課題をあげるとうまくステップアップすることでしょう。