株式会社 A&Mコンサルト

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【企業風土】~中山 聡史~

2019年10月21日

ホームページを全面リニューアルしたので、これから月1回、コンサルタント、スタッフの全員で 皆さまに有益になる情報をお届けしていきたいと思います。
記念すべき、第1回目は、経営コンサルタントの中山聡史から情報をお届けします。

 

皆さん、こんにちは。経営コンサルタントの中山聡史です。
私はコンサルに転職してから様々な企業をご支援させていただきました。 そんな中、どの企業にも必ず存在する風土についての話です。
自動車メーカー時代の元同僚達に今の私の仕事内容を色々話していると、彼らの興味は 「自分の会社と他の会社の違い」のようです。
「企業風土の違い」について、同僚達と語って来ました。
私は、1つの会社しか知らずに今の仕事を始めたので、驚きととまどいが大きかったです。
前職の自動車メーカーが他の会社よりも大切にしている企業風土を挙げてみたいと思います。


1.5Sの精神

前職の職場では実験室、工場の5Sが完璧です。ビス1つ落ちていません。
「落ちている部品はお金と思え」という教えがあり、もし部品が落ちていたら誰かが拾います。
落ちている部品をまたぐような事は絶対にしません。「会社の財産を大切に扱う」という精神ですね。

 

2.安全への配慮

手をポケットに入れながら歩く。これは必ず怒られます。
また、廊下を走る、階段の手すりを持たない、階段を1つ飛ばしで昇り降りする、2人並んで歩くなど・・・。
よく考えれば小学校で言われていたような事ばかりです。
会社にとっては従業員が転倒などで怪我をすると、その期間仕事をしてもらえないのですから、
大きな損害になります。そのため、会社は「安全第一」を考えるのは当たり前です。
「安全は全てにおいて優先される」とよく言われました。

 

3.改善に対する意識

改善は日常的に考えるべき事です。改善の詳しい内容を知りたい方は第2回をお読み下さい。
どのようなルーチンワークでも改善を日々考えながら業務をしています。
さらに、思いついたらすぐに実践してみる事が大切です。
考えているだけでは決して改善の成果は出ません。「まずはやってみる!」です。

 


 

いかがでしょうか。

 

皆さんには、少し変な会社のように映るでしょうか。
前職の自動車メーカーは、上記の内容を 長年続けており、それが根付いています。
その結果、収益を出せているのかもしれません (上記の事と収益が必ずしも結びつくわけではありませんが)。
「企業風土の改善」言葉では簡単ですが、私は経営にウルトラCはなく、 5Sや改善などを愚直に積み上げるしかないと考えております。